
● VOL.27 ● 出汁で炊くそら豆としらすのリゾット

春野菜のおいしい季節になりました。今回は食卓を春に彩る、そら豆としらすのリゾットをご紹介します。香りが強く、若くてやわらかなそら豆はさっと塩茹でを。 お米は洗わずに炒め、旨みのしらすをプラスします。鰹と昆布の合わせ出汁で煮て、バター、チーズ、白ワインを加えます。フライパンで作る、栄養たっぷり美味しいリゾット。そら豆は鮮度が落ちやすく、空気に触れると味も栄養価も低下します。さやに入ったものを購入し、できるだけ早く食べましょう。

【材料】(2人分)
そら豆………………………… 1袋(30粒くらい)
しらす………………………… 45g
米……………………………… 1合(洗わずに)
出汁…………………………… 400〜500ml
白ワイン……………………… 大さじ2
塩……………………………… 少々
こしょう……………………… 適宜
醤油…………………………… 少々
バター………………………… 10〜20g
パルミジャーノチーズ……… 適宜
にんにく……………………… 1かけ
★出汁の取り方はこちら。
https://lady-tokyo.com/blog/2020/01/kokoro-k.html
1. そら豆を房から出し、塩を入れた熱湯で2〜3分茹でる。粗熱が取れたら、皮をむく。

2. フライパンにオリーブオイル、つぶしたにんにくを入れて火にかける。良い香りがして、オイルに香りが移ったらにんにくを取り出す。
3. 米を加えて炒める。透明になり、ガリっと噛めるようになったら、白ワイン、しらすを加える。

4. 出汁を200ml入れ、中火で煮る。水分がなくなってきたら出汁を100mlずつ加え、ほんの少し固さが残るくらい(アルデンテ)まで煮る。出汁が残っていても、固さがちょうど良くなったところまでで止める。
5. バターを加え、パルミジャーノチーズを削って混ぜる。

6. そら豆を加える。味見をして塩で味を整え、醤油少々をたらす。

7. 皿に盛りつけ、オリーブオイル、チーズをかけ、黒胡椒を引く。

自宅料理教室「チアフルキッチン」主宰
にんべん だしアンバサダー
柏木京子(かしわぎ きょうこ)
出産時に生死の境をさまよった経験から「食の大切さ」を実感、自宅などで料理教室を始める。夫がアメリカ西海岸に転勤になった2011年からSkypeによるオンライン料理教室を開始。帰国後は「いまさら聞けない料理の基礎」など主婦の悩みに応えるテーマのレッスンを次々企画、人気を博す。オンライン教室はのべ1,000人以上が参加。自宅での料理教室もリピーターが多い。
更新日:2022年4月6日(水)




