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コラム

  • オメガさと子の”さびない血管をつくる カンタン オメガオイル料理”

    冷製でも、温製でも♪枝豆と豆乳のポタージュ えごまオイルかけ      枝豆に含まれる良質のたんぱく質とビタミンB1は夏バテ解消におススメの栄養素♪さらに今回仕上げに使用するオイルは細胞を活性化しホルモンバランスを整えるオメガ3のえごまオイル♪まだまだ残暑厳しい夏を元気に乗り切るため是非とも摂り入れたい優秀スープです♪ ◎えごまオイルにはαリノレン酸(オメガ3系脂肪酸)と言われる良質の油が含まれており、αリノレン酸は体内でDHAとEPAに変換されます。DHAは脳を活性化、EPAは血液中の中性脂肪を下げ、血液をサラサラにし動脈硬化を防ぐアンチエイジング効果があります♪ (オメガオイルの詳しい特徴については、オメガさと子のホームページでご覧いただけます) −*−*−*−*−*− 材 料 −*−*−*−*−*−     ●枝豆 ..................100g ●玉ねぎ .................. 中1/2個  ●豆乳 .................. 250cc●コンソメ顆粒 .................. 半量  ●塩・コショウ .................. 適量 ●オリーブオイル .................. 適量 ●えごまオイル .................. 容器1杯3gずつ ●水 .................. 50cc −*−*−*−*−*− 手 順 −*−*−*−*−*−     1. 材料を準備する。枝豆は蒸し茹でし鞘から出しておき、トッピング用に数個残しておく。 2.鍋にオリーブオイル、スライスした玉ねぎ、塩少々を入れ、しんなりするまで弱火〜中火で炒める。さらに水と固形コンソメを加えひと煮立ちさせる。 3.ミキサー(フードプロセッサー)に、2.と枝豆、豆乳を入れ、なめらかになるまでしっかり攪拌し、塩コショウで味を整える。冷製の場合は冷蔵庫で冷やす。温製の場合は鍋に戻し沸騰させないように温める。 4.容器に注ぎトッピング用の枝豆を盛りつけ、えごまオイルをかけて出来上がり♪ POINT   ☆市販の枝豆パック1袋で約100gのむき枝豆が取れます。☆スープのきれいな色を出すために、玉ねぎは炒め過ぎないように(茶色く変色)しましょう。 ☆スープのなめらかさを出すためには、ミキサー(フードプロセッサー)でしっかり攪拌することが大事です。 << vol.9 サバ味噌煮缶を使った簡単スパイシーカレー オメガオイル料理研究家 オメガさと子 HP https://omegasatoko.com 更新日:2018年9月5日(水)

  • 柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』

    vol.9 秋は心静かに月を愛でる〜お月見団子は豆腐使用でヘルシーに〜 ●● はじめに ●● 澄んだ秋空に虫の声が美しく響く季節がやって参りました。 この季節は月が一年で一番美しく輝く季節でもありますね。 そんな季節は、せっかくなので美味しい月見団子も手作りしてお月見を楽しみたいと思います。 ●● お月見について少し復習 ●● お月見は平安時代、遣唐使によって中国より持ち帰られた習慣のひとつとされています。 当初は、貴族たちが管弦とともに楽しんだり、池に舟を浮かべ水面に映る月を楽しんだそうです。雅な遊びですね。江戸時代に入り一般庶民にも広まると、豊作祈願・収穫祭としても親しまれるようになる中でススキや月見団子をお供えする様に。  お月見と言えば「十五夜」ですが、これは旧暦8月15日(今年2018年は9月24日)の夜の事で、中秋の名月(旧暦の秋にあたる7〜9月の真ん中に出る月)やこの頃に収穫される芋や豆にちなんで芋名月、豆名月などとも呼ばれます。一方「十三夜」は旧暦9月13日の事を指し、その月は十五夜に次いで美しいと言われています。こちらは日本特有の習慣で、栗の収穫時期に当たる事もあり栗名月とも呼ばれます。  月見団子と一緒に「ススキ」をなぜ飾るかと言うと、神様を招く依り代となる稲穂の代用品として供えられる事に加え、ススキの切り口が鋭いので魔除けの意味も兼ねているそうです。 ●● 簡単&ヘルシーな月見団子の作り方をご紹介 ●●〜材料は豆腐(絹・木綿どちらでも)と白玉粉だけ〜1. 豆腐1 : 白玉粉1 をよくまぜてお好みのサイズに丸めて茹でます 2. お団子が浮いてきたら、そこから更に2〜3分程度茹でます 3. 茹であがったら冷水にとり、熱がとれたら水気を切ります 何とも簡単!ヘルシーでもちもちなお団子ができあがります! ●● お月見団子の供え方を確認 ●●十五夜は15個、十三夜には13個のお団子を供えます。 十五夜の場合は下から9個・4個・2個、十三夜の場合は下から9個・4個と積みあげます。  また、自分達が楽しむためではなく、あくまでも月が主役ですので、日本に古来より伝わる左上位(左を右よりも上位とする)の考え方に則って、月から見て左に自然界のもの(ススキや収穫物)、右に人工のもの(月見団子)を供えるのが正しいそうです。 ●● 終わりに ●● 月を見上げる際にいつも思いだすのが「月に住むと考えられている生き物は国によって違う」という事です。日本では「餅をつくウサギ」と言われていますが、ヨーロッパでは大きなハサミの蟹であったり、アラビアでは吠えるライオンであったりするそうです。面白いです。世界中の人々がそれぞれの場所でそれぞれの思いを胸に同じ月を眺めていると思うと、熱いものが込み上げて参ります。日本だけでなく世界各地で自然災害の多い昨今です、澄んだ秋空に輝く月に世界平和も願いたいですね。 << vol.8 線香花火の東西を楽しむ ◎ P R O F I L E ◎ 歳時記・和菓子研究家 柳澤ゆり子 パリへ行く!と思い立ち仕事を辞めて渡仏。自国の文化を学ぶ必要を強く感じ、帰国後は着物・煎茶道・和菓子・折形・風呂敷・金継などを学ぶ。ほんの一滴、和のエッセンスを加える事で潤う日々の暮らし。花・茶・和菓子といった身近なアイテムを取り入れることで、四季を感じる暮らしをもっと楽しんでいただけたら、そんな想いで地元鎌倉を中心に活動中。モットーは「美味しく楽しく美しく」。 季節の和菓子と日本茶を楽しむ会・風呂敷塾を主宰。京都造形芸大(通信)和の伝統文化コース卒業/日本茶アドバイザー/風呂敷愛好家   更新日:2018年9月5日(水)

  • 柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』

    vol.8《 線香花火の東西を楽しむ 》〜線香花火で夏(夏休み)を締めくくりましょう〜 ●はじめに 体温を超える様な暑さが続く今年の夏ではありますが、二十四節気の立秋を迎え暦の上では秋となりました。朝夕は少し涼しくなり秋の気配を感じる頃とされておりますが、どうでしょう。暑い暑いと下ばかり見つめてしまいがちですが、空を見上げてみると少しずつではありますが、空から、雲から、季節の移り変わりを感じることができるものです。 さて、夏の空と言って多くの方が思い浮かべるのは花火だと思います。夏の夜空に大輪の花を咲かせる大きな打ち上げ花火は、後から追いかけてやってくる、お腹にドーンと響く音がまたたまらないものです。そんな華やかな打ち上げ花火ももちろん良いのですが、みんなで輪になり心静かに眺める線香花火も良いものですよね。夏(お子さんにとっては夏休み)の終わりに、散りゆく儚さを愛でる線香花火は何とも日本人らしい美学の詰まった風物詩だと思うのです。 ●花火の始まり 江戸時代、大飢饉とコレラの大流行による死者の霊をなだめ悪病退散祈願の為に、8代将軍徳川吉宗が隅田川で水神祭を行い、その際に両国橋周辺の料理屋が許可を得て花火を打ち上げたのが「両国の川開き(隅田川花火大会の古称)」のルーツだそうです(隅田川花火大会公式HP参照)。 14世紀、イタリアのフィレンツェに始まったとされる観賞用の花火はその後ヨーロッパ中へ、そして大航海時代とともに世界中へと広がりました。日本で初めて花火を見たのは徳川家康とも伊達正宗とも言われていますが、当時の花火は筒から火の粉が吹き出す程度のものであったそうです。 ●線香花火〜東西〜 昔から変わらぬ懐かしい線香花火、実は東と西で形状が違う事を御存知でしたか?お餅の形状、お味噌の色、桜餅の違いなど東西での違いは調べれば調べる程楽しいのですが、西の線香花火は、関東で生まれ育った私には大変衝撃的なものでした。 線香花火とは、スボ(藁スボ 稲藁の中心の固い芯のこと)の先に火薬を付け、それを香炉に立てて 火を付けて遊んだことが始まりといわれており、香炉や火鉢に立てた花火の様子が仏壇に供えた線香と 似ていた為この名がついたと言われています(筒井時正玩具花火製作所HP参照)。 ★東の線香花火は「長手牡丹」と呼ばれます。紙すきが盛んな関東地方ではワラの代わりに火薬を紙で包んだのだとか。下向きに持ち楽しむのが一般的です。 ★西の線香花火は発祥当初から300年変わらない線香花火の原形で「スボ手牡丹」と呼ばれています。 関西地方では稲作が盛んだったのでワラが豊富にあった為このスタイルが保たれたようです。45度位の角度で他の手持ち花火の様に楽しむのが一般的です。 ※花火の下に敷いたのは、乱菊模様の浴衣です。乱菊(らんぎく)とは、菊の花びらを長く乱れ咲いたように表した模様なのですが遠目には花火の様に見える事もあり花火大会の際にはよく着用しています ●終わりに 私が子供の頃には、夏休みといえば祖父母の家に従兄弟たちが集まって皆でスイカやトウモロコシをかじり、夜になればワイワイと花火をして蚊帳の中で寝る、そんなシーンが懐かしく思い出されます。花火をする為のお庭がない、マンションのベランダではできないし、公園や海も花火禁止と張り紙がされている。何かと花火をするにも気を使う昨今ではありますが、田舎に帰省した際や郊外にお出掛けの際など、または公園や海も完全禁止ではなく時間やルールを守ればOKな場所もあるようですので、音も煙も少なく周りにご迷惑をかける事の少ない「線香花火」を少しだけうんちくを語りながら、夏の終わりに楽しんでみませんか。 << vol.7 ひんやり甘い冷茶で涼をとる ◎ P R O F I L E ◎ 歳時記・和菓子研究家 柳澤ゆり子 パリへ行く!と思い立ち仕事を辞めて渡仏。自国の文化を学ぶ必要を強く感じ、帰国後は着物・煎茶道・和菓子・折形・風呂敷・金継などを学ぶ。ほんの一滴、和のエッセンスを加える事で潤う日々の暮らし。花・茶・和菓子といった身近なアイテムを取り入れることで、四季を感じる暮らしをもっと楽しんでいただけたら、そんな想いで地元鎌倉を中心に活動中。モットーは「美味しく楽しく美しく」。 季節の和菓子と日本茶を楽しむ会・風呂敷塾を主宰。京都造形芸大(通信)和の伝統文化コース卒業/日本茶アドバイザー/風呂敷愛好家   更新日:2018年8月1日(水)

  • オメガさと子の”さびない血管をつくる カンタン オメガオイル料理”

    暑い夏にぴったり! DHA・EPAたっぷり!サバ味噌缶を利用した、お手軽でヘルシーなカレー      味噌煮が玉ねぎの甘さを引き立てることで、まるで長時間煮込んだようなスパイシーカレーに仕上がります。味噌煮缶の煮汁も使用しサバの栄養(オメガ3脂肪酸)を余すことなく丸ごといただけます。味噌煮のコクとトマトの酸味が絶妙な、暑い夏にぴったり! DHA・EPAたっぷり簡単スパイシーカレーです。 ◎魚にはオメガ3(DHAとEPA)と言われる良質の油が含まれており、イワシやサバなどの青魚には特に多く含まれています。DHAは脳を活性化、EPAは血液中の中性脂肪を下げ、血液をサラサラにし動脈硬化を防ぐアンチエイジング効果があります。◎サバ缶にはDHA・EPAが大変豊富に含まれており、しかも手軽に摂れちゃいます♪ (オメガオイルの詳しい特徴については、オメガさと子のホームページでご覧いただけます) −*−*−*−*−*− 材 料 −*−*−*−*−*−     ・サバ味噌缶 ............1缶(200g) ・トマト ...............中2個(5mm角にカット)・玉ねぎ ...............1/2個(みじん切り) ・ニンニク ............1片(みじん切り) ・しょうが ............大さじ1(すりおろし) ・カレーパウダー............大さじ2杯 ・鷹の爪 ...............1本分(輪切り) ・しょうゆ ...............小さじ2 ・オリーブオイル............大さじ1 ・塩コショウ............適量 ・パセリ..................(お好みで可) ・水...........................50cc   −*−*−*−*−*− 手 順 −*−*−*−*−*−   1.材料を準備する。 2. 鍋にオリーブオイル、ニンニク、しょうが、玉ねぎ、塩少々を入れ、薄いきつね色になるまで中火で炒めます。次にカレーパウダーを入れ1〜2分炒めます。(カレーパウダーは炒めることでスパイスの風味が増します3.カットしたトマト、水、しょうゆ、サバの味噌煮を入れフタをし、中火で7〜10分煮込む。塩コショウで味を整えたら出来上がり。 POINT   ☆カレーパウダーとは、ウコンやクミンなどの数種類のスパイスを配合して作られた粉状のミックススパイスのことです。植物性油脂を使用したルウではなくカレーパウダーを使用することで、酸化した油の摂取を控えることが出来ます。 ☆サバ味噌煮缶は、DHA・EPAの含有量がきちんと表示されているものを選びましょう。 << vol.8 イワシを詰めたバジル風味のトマトファルシ オメガオイル料理研究家 オメガさと子 HP https://omegasatoko.com 更新日:2018年8月1日(水)

  • 柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』

    vol.7《 ひんやり甘い冷茶で涼をとる 》〜ティータイムを心待ちに数時間前から仕込む楽しみ〜 ●はじめに  お天気がはっきりしないと気分も晴れない・・・そんな梅雨の季節が明けたなら、さあ夏本番の始まりです。一昔前には想像できなかった程の暑い夏が今年もやってくるとなると、ついつい冷たい飲み物が欲しくなるものですが、身体を冷やすから控えているという方も少なくないのではないでしょうか。 そんな皆様にこの夏お勧めしたいのが「ごくごく飲む」のではなく、ひんやりスイーツを用意して楽しむ夏のティータイムに、数時間前から仕込んでおいた冷たくて美味しい冷茶を「ほんの数口頂く」、喉だけでなく心をも潤す楽しみ方です。 ●先ずは緑茶の効能・効果について簡単にご紹介致します あまりに身近すぎて無意識に摂取している緑茶ですが、実はとてもたくさんの栄養が含まれています。たとえば渋味の成分であるカテキン(タンニン)はポリフェノールの一種なので抗酸化・抗菌効果などがありますし、ビタミン類には、美肌効果(シミやソバカスの抑制)・動脈硬化予防・ストレス解消効果などがあります。苦味の元となるカフェインには、覚醒作用・利尿作用・新陳代謝促進作用の他、血液循環を促進したり疲労を回復させる効果もあるのです。又、うま味成分のテアニンには血圧上昇を抑制する効果まであるそうです。  この様に身体に良いこと尽くしの緑茶ですので暑い季節にも積極的に摂取したいところ。 そこで、ご提案させて頂くのが冷たい冷茶(緑茶)の楽しみ方です。 ●少しだけ手間暇かけて「氷で淹れる」冷茶は甘味がたっぷり! 氷でじっくり淹れる冷茶は、時間はかかりますが甘みがたっぷりです。なぜかと言うと抽出の湯温が高いと渋みや苦みが強くなるのに対し、低い温度で淹れる事でうま味成分が多く抽出されるためです。玉露や高級煎茶がお勧めではありますが、入手が難しい場合には深蒸しタイプの煎茶を選ぶ事で短時間で緑色の鮮やかな冷茶ができあがります。 1. 通常の高い温度で淹れる際の2〜3倍のたっぷりの量の茶葉を使用します。 2. 茶葉が浸る程度の冷水を注ぎその上に氷をたっぷりのせ蓋をして2時間程待ちます。(部屋の温度にもよりますのであくまでも目安です) 3. できあがりです!甘くて美味しい冷茶の味にびっくりするはずです。 ●お急ぎの時には・・・  来客があるのに冷茶のセットをし忘れた!時間が無いがすぐに頂きたい!そんな時には濃いめに淹れた緑茶をたくさんの氷で急冷する方法もあります。すぐにできますので急ぐ際には便利ですし、高い温度で淹れるので香りも楽しむことができます。ただし、高い湯温で淹れますので氷でじっくり淹れた冷茶の様なトロリとした甘味は望めませんが、代わりにキリリとしたお味の冷茶を楽しむことができます。 ●涼しげな器・小物で涼を演出 下記の写真では冷酒を頂く「ちろり」と冷酒用のガラスの「おちょこ」を使用しました。 お菓子は涼しさ感をUPさせるために大きなガラスのお皿に盛りつけ、遊び心で蟹の置物とスイカの団扇を、そしてテーブルには雪華紋の手ぬぐいを広げました。夏に雪?と思われるかも知れませんが着物の世界では夏に雪輪や雪華紋の着物を着用するのは粋とされておりますので、その考えを取り入れてみました。 ●おわりに ゴクゴク頂くお茶も美味しいですが、心に余裕のもてた日には少しだけ手間とひまをかけて準備をした冷茶を、ほんの少し頂きながら五感を研ぎ澄まして涼を感じてみる、そんな時間も良いものです。おもてなしの際にはワイングラスやシャンパングラスを使うのも楽しいですね。我々日本人は昔から涼をとるために「耳から」「目から」感じる涼を大切にして参りました。現代を生きる私達も「暑さを楽しんでみましょうか」それ位の気持ちを持てたなら、夏の暑さも「辛い」ではなく「幸い」に変えて乗りきれそうです。 << vol.6 梅雨時期の外出を快適にする ◎ P R O F I L E ◎ 歳時記・和菓子研究家 柳澤ゆり子 パリへ行く!と思い立ち仕事を辞めて渡仏。自国の文化を学ぶ必要を強く感じ、帰国後は着物・煎茶道・和菓子・折形・風呂敷・金継などを学ぶ。ほんの一滴、和のエッセンスを加える事で潤う日々の暮らし。花・茶・和菓子といった身近なアイテムを取り入れることで、四季を感じる暮らしをもっと楽しんでいただけたら、そんな想いで地元鎌倉を中心に活動中。モットーは「美味しく楽しく美しく」。 季節の和菓子と日本茶を楽しむ会・風呂敷塾を主宰。京都造形芸大(通信)和の伝統文化コース卒業/日本茶アドバイザー/風呂敷愛好家   更新日:2018年7月4日(水)

  • オメガさと子の”さびない血管をつくる カンタン オメガオイル料理”

    詰めて焼くだけの簡単お洒落な魚メニュー      魚にはオメガ3(DHAとEPA)と言われる良質の油が含まれており、イワシやサバなどの青魚には特に多く含まれています。DHAは脳を活性化、EPAは血液中の中性脂肪を下げ、血液をサラサラにし動脈硬化を防ぐアンチエイジング効果があります。今が旬のイワシ(6月から10月が旬)を詰めて焼くだけの簡単お洒落な魚メニュー。詰めることでお魚のDHA・EPAを逃がさず丸ごと摂れちゃいます。加熱調理の際は、加熱しても酸化しにくいオメガ9のオリーブオイルや米油を使用しましょう。(オメガオイルの詳しい特徴については、オメガさと子のホームページでご覧いただけます) −*−*−*−*−*− 材 料 −*−*−*−*−*−   ・トマト...........................6〜8個(直径5cm大)  ・イワシ3枚卸し...........................2尾 ・玉ねぎ.......................................... 80g  ・バジルの葉.......................................... 8〜10枚・ニンニク....................................... 1/2片  ・オリーブオイル....................................... 大さじ1・塩....................................... 小さじ1(好みで調整) ・黒コショウ....................................... 少々   −*−*−*−*−*− 手 順 −*−*−*−*−*−   1.トマトはヘタの下1cmくらいのところでカットし、中身をくり抜きカップ状にしておく。トマト以外の材料をフードプロセッサーで混ぜ合わせ、中身をくり抜いたトマトに詰める。 2.天板(もしくはアルミホイル)に中身を詰めたトマトとトマトのヘタを並べ、オーブントースター中火で15分ほど焼く。さらに余熱で5分置く。 3.お皿に盛りつけ、ヘタの部分を乗せたら出来上がり。 POINT   ☆トマトは熟れ過ぎてないものを選びましょう♪☆トマトのくり抜いた中身は、具材の残りを使いトマトスープなどに活用してみて下さい♪ << vol.7 新ニンニクとしらすの絶品オリーブオイル漬け オメガオイル料理研究家 オメガさと子 HP https://omegasatoko.com 更新日:2018年7月4日(水)

  • 柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』

    vol.6《 梅雨時期の外出を快適にする 》〜梅雨の季節は撥水加工の風呂敷を活用して大切なバッグ・荷物を雨から守ります〜  いよいよ梅雨の季節がやって参ります。長靴にレインコートに傘、これでばっちり!?ではありませんね。大切なバッグ、特に布製や籠のバッグは濡れてしまったらとても困るものです。そんな時に重宝するのが、撥水加工の施された大判の風呂敷です。今回は急な雨にも役立つ簡単なバッグの包み方をご紹介します。 ★写真の風呂敷は撥水加工(ちりめん)97cm×97cm   ◆風呂敷でバッグを包む 〜包み方4ステップ〜1. 風呂敷を広げバッグを真ん中に配置します 2. 風呂敷手前左右の角を、持ち手の中に(内から外へ)通します 3. 持ち手に通した風呂敷の角と角を真ん中で真結びします 4. 反対側も同じように結び形を整えればできあがりです  ここ数年で、モダンなデザインや華やかな色使いの風呂敷をたくさん見かけるようになりました。撥水加工の風呂敷も素敵なものが増えていて選ぶのに迷う程です。今回ご紹介した風呂敷は、ちりめんなので着物にもあいますね。お茶会などで荷物をクロークに預ける際、風呂敷を使用する方が多いと思いますが、そんな場面でも撥水加工の風呂敷は汚れも気にならず安心です。 逆の発想から、雨から荷物を守る方法をもうひとつ御提案させていただきます。 ◆撥水加工の風呂敷を(バッグに入れて使用する)バッグインバッグにみたてます。 お好みの風呂敷バッグを作りバッグの中にポンと入れて使用するだけなのですが、急な雨に降られても中の荷物を濡らさずに済みますし、電車などでの移動の際、蓋のないバッグでは心もとないと感じる場合にも活用頂けます。  個人的には、カバンには常に一枚風呂敷を入れておきます。手荷物が増えた際のサブバッグ・エコバッグとして使ったり、食事の際のひざ掛けとして広げたり。撥水加工の風呂敷は濡れや汚れにも強いので活用シーンも増えますね。 ◆おわりに 着物を着用せねばならない雨の日にいつも悩んでいて撥水加工の風呂敷に思い至りました。今年の梅雨シーズンは、皆様も上手に活用してストレスフリーにお過ごし下さい。 << vol.5 衣更(ころもがえ)の準備を始める ◎ P R O F I L E ◎ 歳時記・和菓子研究家 柳澤ゆり子 パリへ行く!と思い立ち仕事を辞めて渡仏。自国の文化を学ぶ必要を強く感じ、帰国後は着物・煎茶道・和菓子・折形・風呂敷・金継などを学ぶ。ほんの一滴、和のエッセンスを加える事で潤う日々の暮らし。花・茶・和菓子といった身近なアイテムを取り入れることで、四季を感じる暮らしをもっと楽しんでいただけたら、そんな想いで地元鎌倉を中心に活動中。モットーは「美味しく楽しく美しく」。 季節の和菓子と日本茶を楽しむ会・風呂敷塾を主宰。京都造形芸大(通信)和の伝統文化コース卒業/日本茶アドバイザー/風呂敷愛好家   更新日:2018年6月6日(水)

  • オメガさと子の”さびない血管をつくる カンタン オメガオイル料理”

    美味しくてスタミナのつく夏の料理      この時期が旬のみずみずしい新ニンニクとしらすを使ってつくる絶品オリーブオイル漬け。にんにくは皮つきのまま丸ごと茹でると、ツルっと簡単に皮がむけて包丁要らず。皮つきのまま茹でることでほっくりとして甘くまろやかになり、大きいままでもペロリと食べれちゃいます♪  パンに乗せたり、野菜とあえてサラダにしたり、パスタにからめたり。フードプロセッサーにかければ上品なバーニャカウダソースに変身します♪  魚にはオメガ3(DHAとEPA)と言われる良質の油が含まれています。DHAは脳を活性化、EPAは血液中の中性脂肪を下げ、血液をサラサラにし動脈硬化を防ぐアンチエイジング効果があります♪  加熱に強いオリーブオイル(オメガ9)ですが、今回加熱せずに使用することで酸化を抑えることが出来ます。具材に熱処理を加えた後にオイルを絡めるだけ。(オメガオイルの詳しい特徴については、オメガさと子のホームページでご覧いただけます) −*−*−*−*−*− 材 料 −*−*−*−*−*−   ・ニンニク................................................... 3個  ・しらす................................................ 100g ・クルミ.......................................... 20g(5〜6個)・オリーブオイル.............................................100ml(容器のサイズで調整)・塩.......................................... 小さじ2(無くても可) ・唐辛子.......................................... お好みで   −*−*−*−*−*− 手 順 −*−*−*−*−*−   1.材料を準備する。鍋にたっぷりのお湯を沸かし、皮つきのままニンニクを丸ごと入れ、20分ほど茹でる 2.茹であがったらキッチンペーパーで水気をふき取り、粗熱が取れてから皮をむく。 3.しらすとクルミをアルミホイルに平たく薄く広げ、オーブントースター(中火)で5〜7分ローストする。 4.ボウルに皮をむいたニンニク、しらすとクルミ、オリーブオイル、唐辛子(好みで)、塩(無くても可)を入れ軽く混ぜ合わせる。しっかり煮沸消毒した瓶に詰めたら出来上がり。冷蔵庫で約1週間保存可能ですが、保存状況により保存期間は異なります。 POINT   ☆保存瓶はしっかり煮沸消毒しましょう♪☆容器のままホームパーティ―に持参すると喜ばれるかもしれませんね♪ << vol.6 オメガ3豊富なさばのオリーブオイル漬け オメガオイル料理研究家 オメガさと子 HP https://omegasatoko.com 更新日:2018年6月6日(水)

  • オメガさと子の”さびない血管をつくる カンタン オメガオイル料理”

    ホームパーティにもピッタリのお洒落な魚メニュー      魚にはオメガ3(DHAとEPA)と言われる良質の油が含まれており、特に青魚に多く含まれています。DHAは脳を活性化、EPAは血液中の中性脂肪を下げ、血液をサラサラにし、動脈硬化を防ぐアンチエイジング効果があります。 また、油には加熱に弱い油と加熱に強い油があるのをご存知ですか? 加熱調理の際は加熱しても酸化しにくいオメガ9のオリーブオイルや米油を使用しましょう。(オメガオイルのそれぞれの特徴については、オメガさと子のホームページでご覧いただけます) −*−*−*−*−*− 材 料 −*−*−*−*−*−   ・さば................................................ 半身2枚  ・オリーブオイル............................... 大さじ1 ・オリーブオイル ...........................100ml (容器のサイズで調整)・塩................................................... 小さじ2  ・ピンクペッパー(無くても可) ・ディル(好きなハーブで可)   −*−*−*−*−*− 手 順 −*−*−*−*−*−   2.さばは中骨を取り一口大にカットする。塩をまぶし大さじ1のオリーブオイルを絡めておく。保存容器は煮沸消毒しておく。 3.熱したフライパンにカットしたさばの皮目を下にして中火で1〜2分焼き、軽く焼き目がついたら裏返し、1〜2分焼いて全体に火が通ったら火を止める。(強火だとオメガ3の成分を損ない身も固くなるため中火で短時間に) 4.保存容器に焼いたさばを入れ、オリーブオイルを全体が浸るまで注ぐ。好きなハーブとピンクペッパーを入れフタをする。(冷蔵庫で約1週間保存可能ですが、保存状況により保存期間は異なります) POINT   ☆一口大にカットすることで時短調理が可能なうえに使いやすくなります。ゆでたパスタに絡めたり、バケットに乗せてカナッペにしたり、サラダに混ぜたり色々なアレンジが可能です。 ☆塩さばを活用したり、鮭やマグロ(ツナ)などの他の魚を使ってもいいですね。 ☆容器のままホームパーティーに持参すると喜ばれるかもしれませんね♪ << vol.5 オメガオイ9米油を使った木の芽たっぷりたけのこご飯 オメガオイル料理研究家 オメガさと子 HP https://omegasatoko.com 更新日:2018年5月9日(水)

  • 柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』

    vol.5《 衣更(ころもがえ)の準備を始める 》〜季節の移り変わりの様に少しずつ身の回りの衣更を始める頃〜  立夏を過ぎ、日射しは日々眩しさを増し、木々の緑も深みを増して参りました。 この季節を迎えますとそろそろ始めねばならないのが「衣更」の準備です。 ◆「衣更」(ころもがえ)の楽しみ 衣更とは季節にあわせて衣服をかえる習わしの事で、制服のある会社や学校ではたいてい6月と10月に衣更をいたしますね。 着物の世界でも5月に入ると先ずは長襦袢から単衣(一枚で仕立てたもの)にいたします。 続いて着物も、涼しそうに見える色や素材のものに袖を通しながら、早い方ではGW明け頃からは単衣にかえて参ります。昔と比較して気温が高くなっている昨今、いつから単衣を着るか、着て良いのかと言う話題は着物仲間の間では必ずでるテーマですが、正式な場でない限りはGW明け、5月中旬には・・・という意見が多い様に思います。 この頃重宝するのが、博多帯のような八寸帯とも呼ばれる単衣仕立ての薄手の帯です。着物・帯と少しずつ薄手のものに衣更していくと共に帯締めなども見た目に涼しそうなお色や平たくて暑苦しくないタイプにかえて参ります。しかし、いくら単衣を早めに5月から着用したとしても、半襟はまだ塩瀬にしておきます。季節の移り変わりと同じ様に一気にこの日から衣替え!ではなく少しずつ少しずつ衣替えしていくのが着物の良さであり楽しみでもあると感じます。 ※写真は下から上に向かって平たく涼しげに ◆「衣更」(ころもがえ)の歴史 江戸時代には4月1日(現在の5月上旬)に夏の衣に、10月1日(現在の11月上旬)に冬の衣にかえており、6月1日が夏の衣更の日となったのは明治時代以降の事だそうです。平安時代に始まったとされていますこの衣更、宮中行事として行われていた頃にはもっと細かく行われていたばかりか、衣類だけでなく調度・家具の類まで全て季節にあわせてかえていたのだとか。 ◆現代生活での「衣更」(ころもがえ)調度品や家具まで季節毎にかえるのはとても難しい事だと感じましたが、現代の生活においてもクッションカバーやテーブルクロス・テーブルランナーなどの布類をかえて楽しんでいらっしゃる方は多いのではないでしょうか。我が家でもテーブルクロスなどを季節によって少しずつかえておりますよ。 ※この時期に重宝する薄紫や青、緑など  また、夏仕様の色・素材の器も少しずつ出していきたいですね。編んだ素材のコースターやかご類、江戸切子や琉球ガラス、アンティークのガラスなどを使いたくなる季節です。器の色も黒・茶・灰色といった陶器から白・青・緑といった薄手の磁器類が恋しくなってくるものです。 ※エジプトガラスのグラスやポーセラーツのレッスンで自作した赤珊瑚の茶器もこの時期にはとても重宝しています ◆おわりに 現代の生活において着物を日々着用なさる方は多くないと思いますが、「少しずつ」衣更を進める着物のように、「この日から」な衣更ではなく、身の回りの品々を季節の移り変わりと共に少しずつ衣更していくのも素敵だなと改めて感じています。現代を生きる忙しい私達にとってはまるまる一日を衣更に費やすことは難しくもありますので数時間ずつ何日かに分けて衣更をするというスタイルはぴったりかも知れません。 衣更のタイミングは大掃除のできるタイミングにもなりますので、不必要な物を手放して気分すっきりで新しい季節に向かいたいですね。 <参考文献>日本国語大辞典 小学館発行 << vol.4 新茶でもてなす ◎ P R O F I L E ◎ 歳時記・和菓子研究家 柳澤ゆり子 パリへ行く!と思い立ち仕事を辞めて渡仏。自国の文化を学ぶ必要を強く感じ、帰国後は着物・煎茶道・和菓子・折形・風呂敷・金継などを学ぶ。ほんの一滴、和のエッセンスを加える事で潤う日々の暮らし。花・茶・和菓子といった身近なアイテムを取り入れることで、四季を感じる暮らしをもっと楽しんでいただけたら、そんな想いで地元鎌倉を中心に活動中。モットーは「美味しく楽しく美しく」。 季節の和菓子と日本茶を楽しむ会・風呂敷塾を主宰。京都造形芸大(通信)和の伝統文化コース卒業/日本茶アドバイザー/風呂敷愛好家   更新日:2018年5月9日(水)

  • オメガさと子の”さびない血管をつくる カンタン オメガオイル料理”

    冷製でも、温製でも♪枝豆と豆乳のポタージュ えごまオイルかけ      枝豆に含まれる良質のたんぱく質とビタミンB1は夏バテ解消におススメの栄養素♪さらに今回仕上げに使用するオイルは細胞を活性化しホルモンバランスを整えるオメガ3のえごまオイル♪まだまだ残暑厳しい夏を元気に乗り切るため是非とも摂り入れたい優秀スープです♪ ◎えごまオイルにはαリノレン酸(オメガ3系脂肪酸)と言われる良質の油が含まれており、αリノレン酸は体内でDHAとEPAに変換されます。DHAは脳を活性化、EPAは血液中の中性脂肪を下げ、血液をサラサラにし動脈硬化を防ぐアンチエイジング効果があります♪ (オメガオイルの詳しい特徴については、オメガさと子のホームページでご覧いただけます) −*−*−*−*−*− 材 料 −*−*−*−*−*−     ●枝豆 ..................100g ●玉ねぎ .................. 中1/2個  ●豆乳 .................. 250cc●コンソメ顆粒 .................. 半量  ●塩・コショウ .................. 適量 ●オリーブオイル .................. 適量 ●えごまオイル .................. 容器1杯3gずつ ●水 .................. 50cc −*−*−*−*−*− 手 順 −*−*−*−*−*−     1. 材料を準備する。枝豆は蒸し茹でし鞘から出しておき、トッピング用に数個残しておく。 2.鍋にオリーブオイル、スライスした玉ねぎ、塩少々を入れ、しんなりするまで弱火〜中火で炒める。さらに水と固形コンソメを加えひと煮立ちさせる。 3.ミキサー(フードプロセッサー)に、2.と枝豆、豆乳を入れ、なめらかになるまでしっかり攪拌し、塩コショウで味を整える。冷製の場合は冷蔵庫で冷やす。温製の場合は鍋に戻し沸騰させないように温める。 4.容器に注ぎトッピング用の枝豆を盛りつけ、えごまオイルをかけて出来上がり♪ POINT   ☆市販の枝豆パック1袋で約100gのむき枝豆が取れます。☆スープのきれいな色を出すために、玉ねぎは炒め過ぎないように(茶色く変色)しましょう。 ☆スープのなめらかさを出すためには、ミキサー(フードプロセッサー)でしっかり攪拌することが大事です。 << vol.9 サバ味噌煮缶を使った簡単スパイシーカレー オメガオイル料理研究家 オメガさと子 HP https://omegasatoko.com 更新日:2018年9月5日(水)

  • 柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』

    vol.9 秋は心静かに月を愛でる〜お月見団子は豆腐使用でヘルシーに〜 ●● はじめに ●● 澄んだ秋空に虫の声が美しく響く季節がやって参りました。 この季節は月が一年で一番美しく輝く季節でもありますね。 そんな季節は、せっかくなので美味しい月見団子も手作りしてお月見を楽しみたいと思います。 ●● お月見について少し復習 ●● お月見は平安時代、遣唐使によって中国より持ち帰られた習慣のひとつとされています。 当初は、貴族たちが管弦とともに楽しんだり、池に舟を浮かべ水面に映る月を楽しんだそうです。雅な遊びですね。江戸時代に入り一般庶民にも広まると、豊作祈願・収穫祭としても親しまれるようになる中でススキや月見団子をお供えする様に。  お月見と言えば「十五夜」ですが、これは旧暦8月15日(今年2018年は9月24日)の夜の事で、中秋の名月(旧暦の秋にあたる7〜9月の真ん中に出る月)やこの頃に収穫される芋や豆にちなんで芋名月、豆名月などとも呼ばれます。一方「十三夜」は旧暦9月13日の事を指し、その月は十五夜に次いで美しいと言われています。こちらは日本特有の習慣で、栗の収穫時期に当たる事もあり栗名月とも呼ばれます。  月見団子と一緒に「ススキ」をなぜ飾るかと言うと、神様を招く依り代となる稲穂の代用品として供えられる事に加え、ススキの切り口が鋭いので魔除けの意味も兼ねているそうです。 ●● 簡単&ヘルシーな月見団子の作り方をご紹介 ●●〜材料は豆腐(絹・木綿どちらでも)と白玉粉だけ〜1. 豆腐1 : 白玉粉1 をよくまぜてお好みのサイズに丸めて茹でます 2. お団子が浮いてきたら、そこから更に2〜3分程度茹でます 3. 茹であがったら冷水にとり、熱がとれたら水気を切ります 何とも簡単!ヘルシーでもちもちなお団子ができあがります! ●● お月見団子の供え方を確認 ●●十五夜は15個、十三夜には13個のお団子を供えます。 十五夜の場合は下から9個・4個・2個、十三夜の場合は下から9個・4個と積みあげます。  また、自分達が楽しむためではなく、あくまでも月が主役ですので、日本に古来より伝わる左上位(左を右よりも上位とする)の考え方に則って、月から見て左に自然界のもの(ススキや収穫物)、右に人工のもの(月見団子)を供えるのが正しいそうです。 ●● 終わりに ●● 月を見上げる際にいつも思いだすのが「月に住むと考えられている生き物は国によって違う」という事です。日本では「餅をつくウサギ」と言われていますが、ヨーロッパでは大きなハサミの蟹であったり、アラビアでは吠えるライオンであったりするそうです。面白いです。世界中の人々がそれぞれの場所でそれぞれの思いを胸に同じ月を眺めていると思うと、熱いものが込み上げて参ります。日本だけでなく世界各地で自然災害の多い昨今です、澄んだ秋空に輝く月に世界平和も願いたいですね。 << vol.8 線香花火の東西を楽しむ ◎ P R O F I L E ◎ 歳時記・和菓子研究家 柳澤ゆり子 パリへ行く!と思い立ち仕事を辞めて渡仏。自国の文化を学ぶ必要を強く感じ、帰国後は着物・煎茶道・和菓子・折形・風呂敷・金継などを学ぶ。ほんの一滴、和のエッセンスを加える事で潤う日々の暮らし。花・茶・和菓子といった身近なアイテムを取り入れることで、四季を感じる暮らしをもっと楽しんでいただけたら、そんな想いで地元鎌倉を中心に活動中。モットーは「美味しく楽しく美しく」。 季節の和菓子と日本茶を楽しむ会・風呂敷塾を主宰。京都造形芸大(通信)和の伝統文化コース卒業/日本茶アドバイザー/風呂敷愛好家   更新日:2018年9月5日(水)

  • 柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』

    vol.8《 線香花火の東西を楽しむ 》〜線香花火で夏(夏休み)を締めくくりましょう〜 ●はじめに 体温を超える様な暑さが続く今年の夏ではありますが、二十四節気の立秋を迎え暦の上では秋となりました。朝夕は少し涼しくなり秋の気配を感じる頃とされておりますが、どうでしょう。暑い暑いと下ばかり見つめてしまいがちですが、空を見上げてみると少しずつではありますが、空から、雲から、季節の移り変わりを感じることができるものです。 さて、夏の空と言って多くの方が思い浮かべるのは花火だと思います。夏の夜空に大輪の花を咲かせる大きな打ち上げ花火は、後から追いかけてやってくる、お腹にドーンと響く音がまたたまらないものです。そんな華やかな打ち上げ花火ももちろん良いのですが、みんなで輪になり心静かに眺める線香花火も良いものですよね。夏(お子さんにとっては夏休み)の終わりに、散りゆく儚さを愛でる線香花火は何とも日本人らしい美学の詰まった風物詩だと思うのです。 ●花火の始まり 江戸時代、大飢饉とコレラの大流行による死者の霊をなだめ悪病退散祈願の為に、8代将軍徳川吉宗が隅田川で水神祭を行い、その際に両国橋周辺の料理屋が許可を得て花火を打ち上げたのが「両国の川開き(隅田川花火大会の古称)」のルーツだそうです(隅田川花火大会公式HP参照)。 14世紀、イタリアのフィレンツェに始まったとされる観賞用の花火はその後ヨーロッパ中へ、そして大航海時代とともに世界中へと広がりました。日本で初めて花火を見たのは徳川家康とも伊達正宗とも言われていますが、当時の花火は筒から火の粉が吹き出す程度のものであったそうです。 ●線香花火〜東西〜 昔から変わらぬ懐かしい線香花火、実は東と西で形状が違う事を御存知でしたか?お餅の形状、お味噌の色、桜餅の違いなど東西での違いは調べれば調べる程楽しいのですが、西の線香花火は、関東で生まれ育った私には大変衝撃的なものでした。 線香花火とは、スボ(藁スボ 稲藁の中心の固い芯のこと)の先に火薬を付け、それを香炉に立てて 火を付けて遊んだことが始まりといわれており、香炉や火鉢に立てた花火の様子が仏壇に供えた線香と 似ていた為この名がついたと言われています(筒井時正玩具花火製作所HP参照)。 ★東の線香花火は「長手牡丹」と呼ばれます。紙すきが盛んな関東地方ではワラの代わりに火薬を紙で包んだのだとか。下向きに持ち楽しむのが一般的です。 ★西の線香花火は発祥当初から300年変わらない線香花火の原形で「スボ手牡丹」と呼ばれています。 関西地方では稲作が盛んだったのでワラが豊富にあった為このスタイルが保たれたようです。45度位の角度で他の手持ち花火の様に楽しむのが一般的です。 ※花火の下に敷いたのは、乱菊模様の浴衣です。乱菊(らんぎく)とは、菊の花びらを長く乱れ咲いたように表した模様なのですが遠目には花火の様に見える事もあり花火大会の際にはよく着用しています ●終わりに 私が子供の頃には、夏休みといえば祖父母の家に従兄弟たちが集まって皆でスイカやトウモロコシをかじり、夜になればワイワイと花火をして蚊帳の中で寝る、そんなシーンが懐かしく思い出されます。花火をする為のお庭がない、マンションのベランダではできないし、公園や海も花火禁止と張り紙がされている。何かと花火をするにも気を使う昨今ではありますが、田舎に帰省した際や郊外にお出掛けの際など、または公園や海も完全禁止ではなく時間やルールを守ればOKな場所もあるようですので、音も煙も少なく周りにご迷惑をかける事の少ない「線香花火」を少しだけうんちくを語りながら、夏の終わりに楽しんでみませんか。 << vol.7 ひんやり甘い冷茶で涼をとる ◎ P R O F I L E ◎ 歳時記・和菓子研究家 柳澤ゆり子 パリへ行く!と思い立ち仕事を辞めて渡仏。自国の文化を学ぶ必要を強く感じ、帰国後は着物・煎茶道・和菓子・折形・風呂敷・金継などを学ぶ。ほんの一滴、和のエッセンスを加える事で潤う日々の暮らし。花・茶・和菓子といった身近なアイテムを取り入れることで、四季を感じる暮らしをもっと楽しんでいただけたら、そんな想いで地元鎌倉を中心に活動中。モットーは「美味しく楽しく美しく」。 季節の和菓子と日本茶を楽しむ会・風呂敷塾を主宰。京都造形芸大(通信)和の伝統文化コース卒業/日本茶アドバイザー/風呂敷愛好家   更新日:2018年8月1日(水)

  • オメガさと子の”さびない血管をつくる カンタン オメガオイル料理”

    暑い夏にぴったり! DHA・EPAたっぷり!サバ味噌缶を利用した、お手軽でヘルシーなカレー      味噌煮が玉ねぎの甘さを引き立てることで、まるで長時間煮込んだようなスパイシーカレーに仕上がります。味噌煮缶の煮汁も使用しサバの栄養(オメガ3脂肪酸)を余すことなく丸ごといただけます。味噌煮のコクとトマトの酸味が絶妙な、暑い夏にぴったり! DHA・EPAたっぷり簡単スパイシーカレーです。 ◎魚にはオメガ3(DHAとEPA)と言われる良質の油が含まれており、イワシやサバなどの青魚には特に多く含まれています。DHAは脳を活性化、EPAは血液中の中性脂肪を下げ、血液をサラサラにし動脈硬化を防ぐアンチエイジング効果があります。◎サバ缶にはDHA・EPAが大変豊富に含まれており、しかも手軽に摂れちゃいます♪ (オメガオイルの詳しい特徴については、オメガさと子のホームページでご覧いただけます) −*−*−*−*−*− 材 料 −*−*−*−*−*−     ・サバ味噌缶 ............1缶(200g) ・トマト ...............中2個(5mm角にカット)・玉ねぎ ...............1/2個(みじん切り) ・ニンニク ............1片(みじん切り) ・しょうが ............大さじ1(すりおろし) ・カレーパウダー............大さじ2杯 ・鷹の爪 ...............1本分(輪切り) ・しょうゆ ...............小さじ2 ・オリーブオイル............大さじ1 ・塩コショウ............適量 ・パセリ..................(お好みで可) ・水...........................50cc   −*−*−*−*−*− 手 順 −*−*−*−*−*−   1.材料を準備する。 2. 鍋にオリーブオイル、ニンニク、しょうが、玉ねぎ、塩少々を入れ、薄いきつね色になるまで中火で炒めます。次にカレーパウダーを入れ1〜2分炒めます。(カレーパウダーは炒めることでスパイスの風味が増します3.カットしたトマト、水、しょうゆ、サバの味噌煮を入れフタをし、中火で7〜10分煮込む。塩コショウで味を整えたら出来上がり。 POINT   ☆カレーパウダーとは、ウコンやクミンなどの数種類のスパイスを配合して作られた粉状のミックススパイスのことです。植物性油脂を使用したルウではなくカレーパウダーを使用することで、酸化した油の摂取を控えることが出来ます。 ☆サバ味噌煮缶は、DHA・EPAの含有量がきちんと表示されているものを選びましょう。 << vol.8 イワシを詰めたバジル風味のトマトファルシ オメガオイル料理研究家 オメガさと子 HP https://omegasatoko.com 更新日:2018年8月1日(水)

  • 柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』

    vol.7《 ひんやり甘い冷茶で涼をとる 》〜ティータイムを心待ちに数時間前から仕込む楽しみ〜 ●はじめに  お天気がはっきりしないと気分も晴れない・・・そんな梅雨の季節が明けたなら、さあ夏本番の始まりです。一昔前には想像できなかった程の暑い夏が今年もやってくるとなると、ついつい冷たい飲み物が欲しくなるものですが、身体を冷やすから控えているという方も少なくないのではないでしょうか。 そんな皆様にこの夏お勧めしたいのが「ごくごく飲む」のではなく、ひんやりスイーツを用意して楽しむ夏のティータイムに、数時間前から仕込んでおいた冷たくて美味しい冷茶を「ほんの数口頂く」、喉だけでなく心をも潤す楽しみ方です。 ●先ずは緑茶の効能・効果について簡単にご紹介致します あまりに身近すぎて無意識に摂取している緑茶ですが、実はとてもたくさんの栄養が含まれています。たとえば渋味の成分であるカテキン(タンニン)はポリフェノールの一種なので抗酸化・抗菌効果などがありますし、ビタミン類には、美肌効果(シミやソバカスの抑制)・動脈硬化予防・ストレス解消効果などがあります。苦味の元となるカフェインには、覚醒作用・利尿作用・新陳代謝促進作用の他、血液循環を促進したり疲労を回復させる効果もあるのです。又、うま味成分のテアニンには血圧上昇を抑制する効果まであるそうです。  この様に身体に良いこと尽くしの緑茶ですので暑い季節にも積極的に摂取したいところ。 そこで、ご提案させて頂くのが冷たい冷茶(緑茶)の楽しみ方です。 ●少しだけ手間暇かけて「氷で淹れる」冷茶は甘味がたっぷり! 氷でじっくり淹れる冷茶は、時間はかかりますが甘みがたっぷりです。なぜかと言うと抽出の湯温が高いと渋みや苦みが強くなるのに対し、低い温度で淹れる事でうま味成分が多く抽出されるためです。玉露や高級煎茶がお勧めではありますが、入手が難しい場合には深蒸しタイプの煎茶を選ぶ事で短時間で緑色の鮮やかな冷茶ができあがります。 1. 通常の高い温度で淹れる際の2〜3倍のたっぷりの量の茶葉を使用します。 2. 茶葉が浸る程度の冷水を注ぎその上に氷をたっぷりのせ蓋をして2時間程待ちます。(部屋の温度にもよりますのであくまでも目安です) 3. できあがりです!甘くて美味しい冷茶の味にびっくりするはずです。 ●お急ぎの時には・・・  来客があるのに冷茶のセットをし忘れた!時間が無いがすぐに頂きたい!そんな時には濃いめに淹れた緑茶をたくさんの氷で急冷する方法もあります。すぐにできますので急ぐ際には便利ですし、高い温度で淹れるので香りも楽しむことができます。ただし、高い湯温で淹れますので氷でじっくり淹れた冷茶の様なトロリとした甘味は望めませんが、代わりにキリリとしたお味の冷茶を楽しむことができます。 ●涼しげな器・小物で涼を演出 下記の写真では冷酒を頂く「ちろり」と冷酒用のガラスの「おちょこ」を使用しました。 お菓子は涼しさ感をUPさせるために大きなガラスのお皿に盛りつけ、遊び心で蟹の置物とスイカの団扇を、そしてテーブルには雪華紋の手ぬぐいを広げました。夏に雪?と思われるかも知れませんが着物の世界では夏に雪輪や雪華紋の着物を着用するのは粋とされておりますので、その考えを取り入れてみました。 ●おわりに ゴクゴク頂くお茶も美味しいですが、心に余裕のもてた日には少しだけ手間とひまをかけて準備をした冷茶を、ほんの少し頂きながら五感を研ぎ澄まして涼を感じてみる、そんな時間も良いものです。おもてなしの際にはワイングラスやシャンパングラスを使うのも楽しいですね。我々日本人は昔から涼をとるために「耳から」「目から」感じる涼を大切にして参りました。現代を生きる私達も「暑さを楽しんでみましょうか」それ位の気持ちを持てたなら、夏の暑さも「辛い」ではなく「幸い」に変えて乗りきれそうです。 << vol.6 梅雨時期の外出を快適にする ◎ P R O F I L E ◎ 歳時記・和菓子研究家 柳澤ゆり子 パリへ行く!と思い立ち仕事を辞めて渡仏。自国の文化を学ぶ必要を強く感じ、帰国後は着物・煎茶道・和菓子・折形・風呂敷・金継などを学ぶ。ほんの一滴、和のエッセンスを加える事で潤う日々の暮らし。花・茶・和菓子といった身近なアイテムを取り入れることで、四季を感じる暮らしをもっと楽しんでいただけたら、そんな想いで地元鎌倉を中心に活動中。モットーは「美味しく楽しく美しく」。 季節の和菓子と日本茶を楽しむ会・風呂敷塾を主宰。京都造形芸大(通信)和の伝統文化コース卒業/日本茶アドバイザー/風呂敷愛好家   更新日:2018年7月4日(水)

  • オメガさと子の”さびない血管をつくる カンタン オメガオイル料理”

    詰めて焼くだけの簡単お洒落な魚メニュー      魚にはオメガ3(DHAとEPA)と言われる良質の油が含まれており、イワシやサバなどの青魚には特に多く含まれています。DHAは脳を活性化、EPAは血液中の中性脂肪を下げ、血液をサラサラにし動脈硬化を防ぐアンチエイジング効果があります。今が旬のイワシ(6月から10月が旬)を詰めて焼くだけの簡単お洒落な魚メニュー。詰めることでお魚のDHA・EPAを逃がさず丸ごと摂れちゃいます。加熱調理の際は、加熱しても酸化しにくいオメガ9のオリーブオイルや米油を使用しましょう。(オメガオイルの詳しい特徴については、オメガさと子のホームページでご覧いただけます) −*−*−*−*−*− 材 料 −*−*−*−*−*−   ・トマト...........................6〜8個(直径5cm大)  ・イワシ3枚卸し...........................2尾 ・玉ねぎ.......................................... 80g  ・バジルの葉.......................................... 8〜10枚・ニンニク....................................... 1/2片  ・オリーブオイル....................................... 大さじ1・塩....................................... 小さじ1(好みで調整) ・黒コショウ....................................... 少々   −*−*−*−*−*− 手 順 −*−*−*−*−*−   1.トマトはヘタの下1cmくらいのところでカットし、中身をくり抜きカップ状にしておく。トマト以外の材料をフードプロセッサーで混ぜ合わせ、中身をくり抜いたトマトに詰める。 2.天板(もしくはアルミホイル)に中身を詰めたトマトとトマトのヘタを並べ、オーブントースター中火で15分ほど焼く。さらに余熱で5分置く。 3.お皿に盛りつけ、ヘタの部分を乗せたら出来上がり。 POINT   ☆トマトは熟れ過ぎてないものを選びましょう♪☆トマトのくり抜いた中身は、具材の残りを使いトマトスープなどに活用してみて下さい♪ << vol.7 新ニンニクとしらすの絶品オリーブオイル漬け オメガオイル料理研究家 オメガさと子 HP https://omegasatoko.com 更新日:2018年7月4日(水)

  • 柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』

    vol.6《 梅雨時期の外出を快適にする 》〜梅雨の季節は撥水加工の風呂敷を活用して大切なバッグ・荷物を雨から守ります〜  いよいよ梅雨の季節がやって参ります。長靴にレインコートに傘、これでばっちり!?ではありませんね。大切なバッグ、特に布製や籠のバッグは濡れてしまったらとても困るものです。そんな時に重宝するのが、撥水加工の施された大判の風呂敷です。今回は急な雨にも役立つ簡単なバッグの包み方をご紹介します。 ★写真の風呂敷は撥水加工(ちりめん)97cm×97cm   ◆風呂敷でバッグを包む 〜包み方4ステップ〜1. 風呂敷を広げバッグを真ん中に配置します 2. 風呂敷手前左右の角を、持ち手の中に(内から外へ)通します 3. 持ち手に通した風呂敷の角と角を真ん中で真結びします 4. 反対側も同じように結び形を整えればできあがりです  ここ数年で、モダンなデザインや華やかな色使いの風呂敷をたくさん見かけるようになりました。撥水加工の風呂敷も素敵なものが増えていて選ぶのに迷う程です。今回ご紹介した風呂敷は、ちりめんなので着物にもあいますね。お茶会などで荷物をクロークに預ける際、風呂敷を使用する方が多いと思いますが、そんな場面でも撥水加工の風呂敷は汚れも気にならず安心です。 逆の発想から、雨から荷物を守る方法をもうひとつ御提案させていただきます。 ◆撥水加工の風呂敷を(バッグに入れて使用する)バッグインバッグにみたてます。 お好みの風呂敷バッグを作りバッグの中にポンと入れて使用するだけなのですが、急な雨に降られても中の荷物を濡らさずに済みますし、電車などでの移動の際、蓋のないバッグでは心もとないと感じる場合にも活用頂けます。  個人的には、カバンには常に一枚風呂敷を入れておきます。手荷物が増えた際のサブバッグ・エコバッグとして使ったり、食事の際のひざ掛けとして広げたり。撥水加工の風呂敷は濡れや汚れにも強いので活用シーンも増えますね。 ◆おわりに 着物を着用せねばならない雨の日にいつも悩んでいて撥水加工の風呂敷に思い至りました。今年の梅雨シーズンは、皆様も上手に活用してストレスフリーにお過ごし下さい。 << vol.5 衣更(ころもがえ)の準備を始める ◎ P R O F I L E ◎ 歳時記・和菓子研究家 柳澤ゆり子 パリへ行く!と思い立ち仕事を辞めて渡仏。自国の文化を学ぶ必要を強く感じ、帰国後は着物・煎茶道・和菓子・折形・風呂敷・金継などを学ぶ。ほんの一滴、和のエッセンスを加える事で潤う日々の暮らし。花・茶・和菓子といった身近なアイテムを取り入れることで、四季を感じる暮らしをもっと楽しんでいただけたら、そんな想いで地元鎌倉を中心に活動中。モットーは「美味しく楽しく美しく」。 季節の和菓子と日本茶を楽しむ会・風呂敷塾を主宰。京都造形芸大(通信)和の伝統文化コース卒業/日本茶アドバイザー/風呂敷愛好家   更新日:2018年6月6日(水)

  • オメガさと子の”さびない血管をつくる カンタン オメガオイル料理”

    美味しくてスタミナのつく夏の料理      この時期が旬のみずみずしい新ニンニクとしらすを使ってつくる絶品オリーブオイル漬け。にんにくは皮つきのまま丸ごと茹でると、ツルっと簡単に皮がむけて包丁要らず。皮つきのまま茹でることでほっくりとして甘くまろやかになり、大きいままでもペロリと食べれちゃいます♪  パンに乗せたり、野菜とあえてサラダにしたり、パスタにからめたり。フードプロセッサーにかければ上品なバーニャカウダソースに変身します♪  魚にはオメガ3(DHAとEPA)と言われる良質の油が含まれています。DHAは脳を活性化、EPAは血液中の中性脂肪を下げ、血液をサラサラにし動脈硬化を防ぐアンチエイジング効果があります♪  加熱に強いオリーブオイル(オメガ9)ですが、今回加熱せずに使用することで酸化を抑えることが出来ます。具材に熱処理を加えた後にオイルを絡めるだけ。(オメガオイルの詳しい特徴については、オメガさと子のホームページでご覧いただけます) −*−*−*−*−*− 材 料 −*−*−*−*−*−   ・ニンニク................................................... 3個  ・しらす................................................ 100g ・クルミ.......................................... 20g(5〜6個)・オリーブオイル.............................................100ml(容器のサイズで調整)・塩.......................................... 小さじ2(無くても可) ・唐辛子.......................................... お好みで   −*−*−*−*−*− 手 順 −*−*−*−*−*−   1.材料を準備する。鍋にたっぷりのお湯を沸かし、皮つきのままニンニクを丸ごと入れ、20分ほど茹でる 2.茹であがったらキッチンペーパーで水気をふき取り、粗熱が取れてから皮をむく。 3.しらすとクルミをアルミホイルに平たく薄く広げ、オーブントースター(中火)で5〜7分ローストする。 4.ボウルに皮をむいたニンニク、しらすとクルミ、オリーブオイル、唐辛子(好みで)、塩(無くても可)を入れ軽く混ぜ合わせる。しっかり煮沸消毒した瓶に詰めたら出来上がり。冷蔵庫で約1週間保存可能ですが、保存状況により保存期間は異なります。 POINT   ☆保存瓶はしっかり煮沸消毒しましょう♪☆容器のままホームパーティ―に持参すると喜ばれるかもしれませんね♪ << vol.6 オメガ3豊富なさばのオリーブオイル漬け オメガオイル料理研究家 オメガさと子 HP https://omegasatoko.com 更新日:2018年6月6日(水)

  • オメガさと子の”さびない血管をつくる カンタン オメガオイル料理”

    ホームパーティにもピッタリのお洒落な魚メニュー      魚にはオメガ3(DHAとEPA)と言われる良質の油が含まれており、特に青魚に多く含まれています。DHAは脳を活性化、EPAは血液中の中性脂肪を下げ、血液をサラサラにし、動脈硬化を防ぐアンチエイジング効果があります。 また、油には加熱に弱い油と加熱に強い油があるのをご存知ですか? 加熱調理の際は加熱しても酸化しにくいオメガ9のオリーブオイルや米油を使用しましょう。(オメガオイルのそれぞれの特徴については、オメガさと子のホームページでご覧いただけます) −*−*−*−*−*− 材 料 −*−*−*−*−*−   ・さば................................................ 半身2枚  ・オリーブオイル............................... 大さじ1 ・オリーブオイル ...........................100ml (容器のサイズで調整)・塩................................................... 小さじ2  ・ピンクペッパー(無くても可) ・ディル(好きなハーブで可)   −*−*−*−*−*− 手 順 −*−*−*−*−*−   2.さばは中骨を取り一口大にカットする。塩をまぶし大さじ1のオリーブオイルを絡めておく。保存容器は煮沸消毒しておく。 3.熱したフライパンにカットしたさばの皮目を下にして中火で1〜2分焼き、軽く焼き目がついたら裏返し、1〜2分焼いて全体に火が通ったら火を止める。(強火だとオメガ3の成分を損ない身も固くなるため中火で短時間に) 4.保存容器に焼いたさばを入れ、オリーブオイルを全体が浸るまで注ぐ。好きなハーブとピンクペッパーを入れフタをする。(冷蔵庫で約1週間保存可能ですが、保存状況により保存期間は異なります) POINT   ☆一口大にカットすることで時短調理が可能なうえに使いやすくなります。ゆでたパスタに絡めたり、バケットに乗せてカナッペにしたり、サラダに混ぜたり色々なアレンジが可能です。 ☆塩さばを活用したり、鮭やマグロ(ツナ)などの他の魚を使ってもいいですね。 ☆容器のままホームパーティーに持参すると喜ばれるかもしれませんね♪ << vol.5 オメガオイ9米油を使った木の芽たっぷりたけのこご飯 オメガオイル料理研究家 オメガさと子 HP https://omegasatoko.com 更新日:2018年5月9日(水)

  • 柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』

    vol.5《 衣更(ころもがえ)の準備を始める 》〜季節の移り変わりの様に少しずつ身の回りの衣更を始める頃〜  立夏を過ぎ、日射しは日々眩しさを増し、木々の緑も深みを増して参りました。 この季節を迎えますとそろそろ始めねばならないのが「衣更」の準備です。 ◆「衣更」(ころもがえ)の楽しみ 衣更とは季節にあわせて衣服をかえる習わしの事で、制服のある会社や学校ではたいてい6月と10月に衣更をいたしますね。 着物の世界でも5月に入ると先ずは長襦袢から単衣(一枚で仕立てたもの)にいたします。 続いて着物も、涼しそうに見える色や素材のものに袖を通しながら、早い方ではGW明け頃からは単衣にかえて参ります。昔と比較して気温が高くなっている昨今、いつから単衣を着るか、着て良いのかと言う話題は着物仲間の間では必ずでるテーマですが、正式な場でない限りはGW明け、5月中旬には・・・という意見が多い様に思います。 この頃重宝するのが、博多帯のような八寸帯とも呼ばれる単衣仕立ての薄手の帯です。着物・帯と少しずつ薄手のものに衣更していくと共に帯締めなども見た目に涼しそうなお色や平たくて暑苦しくないタイプにかえて参ります。しかし、いくら単衣を早めに5月から着用したとしても、半襟はまだ塩瀬にしておきます。季節の移り変わりと同じ様に一気にこの日から衣替え!ではなく少しずつ少しずつ衣替えしていくのが着物の良さであり楽しみでもあると感じます。 ※写真は下から上に向かって平たく涼しげに ◆「衣更」(ころもがえ)の歴史 江戸時代には4月1日(現在の5月上旬)に夏の衣に、10月1日(現在の11月上旬)に冬の衣にかえており、6月1日が夏の衣更の日となったのは明治時代以降の事だそうです。平安時代に始まったとされていますこの衣更、宮中行事として行われていた頃にはもっと細かく行われていたばかりか、衣類だけでなく調度・家具の類まで全て季節にあわせてかえていたのだとか。 ◆現代生活での「衣更」(ころもがえ)調度品や家具まで季節毎にかえるのはとても難しい事だと感じましたが、現代の生活においてもクッションカバーやテーブルクロス・テーブルランナーなどの布類をかえて楽しんでいらっしゃる方は多いのではないでしょうか。我が家でもテーブルクロスなどを季節によって少しずつかえておりますよ。 ※この時期に重宝する薄紫や青、緑など  また、夏仕様の色・素材の器も少しずつ出していきたいですね。編んだ素材のコースターやかご類、江戸切子や琉球ガラス、アンティークのガラスなどを使いたくなる季節です。器の色も黒・茶・灰色といった陶器から白・青・緑といった薄手の磁器類が恋しくなってくるものです。 ※エジプトガラスのグラスやポーセラーツのレッスンで自作した赤珊瑚の茶器もこの時期にはとても重宝しています ◆おわりに 現代の生活において着物を日々着用なさる方は多くないと思いますが、「少しずつ」衣更を進める着物のように、「この日から」な衣更ではなく、身の回りの品々を季節の移り変わりと共に少しずつ衣更していくのも素敵だなと改めて感じています。現代を生きる忙しい私達にとってはまるまる一日を衣更に費やすことは難しくもありますので数時間ずつ何日かに分けて衣更をするというスタイルはぴったりかも知れません。 衣更のタイミングは大掃除のできるタイミングにもなりますので、不必要な物を手放して気分すっきりで新しい季節に向かいたいですね。 <参考文献>日本国語大辞典 小学館発行 << vol.4 新茶でもてなす ◎ P R O F I L E ◎ 歳時記・和菓子研究家 柳澤ゆり子 パリへ行く!と思い立ち仕事を辞めて渡仏。自国の文化を学ぶ必要を強く感じ、帰国後は着物・煎茶道・和菓子・折形・風呂敷・金継などを学ぶ。ほんの一滴、和のエッセンスを加える事で潤う日々の暮らし。花・茶・和菓子といった身近なアイテムを取り入れることで、四季を感じる暮らしをもっと楽しんでいただけたら、そんな想いで地元鎌倉を中心に活動中。モットーは「美味しく楽しく美しく」。 季節の和菓子と日本茶を楽しむ会・風呂敷塾を主宰。京都造形芸大(通信)和の伝統文化コース卒業/日本茶アドバイザー/風呂敷愛好家   更新日:2018年5月9日(水)